バイアグラを誤って犬が飲んでしまった!体に影響は?

後でこっそり飲もうと思ってテーブルの上にのせておいたバイアグラを犬が誤って飲んでしまった。
その後犬は発情してあちこち駆け回り大変だった、という笑い話がテレビで放送されたことがありましたが、過失であればまだいいのですが、故意に与えたりすると動物愛護の観点からも虐待に当たりますので、絶対にやめましょう。
犬はそれでなくても色々なものを口にしてしまう動物なので、小さいものや薬は特に注意して管理しなければいけません。
バイアグラのような薬は人にとっても処方箋が必要であり、場合によっては強い副作用があります。
犬と人間では出てくる作用も同じとは限りませんし、人でも間違った服用で死亡する例がありました。
バイアグラを飲んでしまった犬にどんな影響が出るかということは医師にとっても未知の領域であり、決まった解決方法があるものではありません。
バイアグラを飲んでしまった犬の大きさによっても薬の作用は違ってきます。
数キロのチワワと数十キロのシェパード、雄と雌でも効果は違うはずです。

ある実験ではバイアグラを飲んだビーグルの首に硬直が見られたという報告がありましたが、人にとってこのような副作用はなく、ほかの犬にとって同じ副作用があるかどうかも分からないというのが事実です。
万が一飲んでしまったと思っていても、飲み込んではおらずどこかに吐き出しているということも考えられます。
口に入ったのを見た時は速やかに取り押さえて飲み込ませないよう努力してみましょう。
体を包んで抱き、上下のあごに挟まるように片手を入れ、飲み込みを阻止します。
薬が見えたら、もう片方の手でつまみ出すようにしてください。
おやつを見せてそちらに興味を出させるという方法もあります。
もう飲んでしまった後ならば無理やり吐き出させるということはしないで、注意深く様子を見ておきましょう。
即効性がある薬ですし、犬にいつ変化が現れるかということも分かりませんので注意してください。

少しでも変化が出ればすぐに動物病院に

飲み込んでから数時間しても何の変化もないようならば心配する必要もないかもしれません。
ただ、バイアグラの人間に起こる副作用というのは飲んですぐの短期的なものがほとんどですが、まれに長期間に渡って起きることもあります。
心臓に負担がかかったり頭痛やめまい、突破性難聴などが起こることもあるので、犬にも同じような、またはそれ以上の副作用が起きていることも考えられます。
バイアグラを飲んだ後、元気がない、または異常に走り回る、落ち着きがない、長時間眠っている、呼び声に反応しない、など少しでもいつもと違う状況が確認できたらすぐに動物病院を受診しましょう。
中には恥ずかしくてバイアグラを飲んでしまったことを言い出せない飼い主さんもいるかもしれませんが、大事な愛犬の命に係わることですので、正直に何を飲んだのか実物も合わせて持参してください。
異常な興奮状態で手が付けられないと感じるときには部屋やゲージに誘い込み暴れてけがや器物を破損しないように気を付けます。
電話等で獣医師にアドバイスをもらうことも考えましょう。
小型犬の場合は内臓に負担がかかることも考えられますので、異常の有無にかかわらず診察を受けた方が無難です。

犬の健康は飼い主の注意力や心がけが全てです。
ほんの少しの不調のサインも見逃さず、健康で長生きできるように見守っていかなければいけません。
誤飲や誤食は非常に多いトラブルのひとつですので、細心の注意を持って特に薬などは取り扱う必要があります。
ほんの一瞬でも犬は飼い主の目を盗んでつまみ食いをしようとやってきます。
そこに悪気があるわけではなく、ただおいしいものを食べたい一心なのです。
しつけや教育も大事ですが、飼い主側で犬が悪いことをする必要がないように先回りして環境を整えてあげるようにするとトラブルが少なくなります。